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中野クイーンの話

僕が初めて行ったSMクラブは名古屋の「キャッツアイ」というお店でしたが、その時は初めてのSMで興奮するよりも、SMクラブに行った事を種に脅迫されるのではないかという方が怖くて、東京を離れわざわざ京都に宿泊して名古屋まで後戻りするという、笑い話のような初SMクラブ体験でした。でもそこで出会った『泉さん』という女王様はとても親切で、初めてのSMクラブで動転しまくっている僕に一通りのプレイを施してくれました。当時の僕としては、同じSMクラブに二度通うなどというのは、論外の怖い行動だったので、泉さんとのプレイが一度限りで終わってしまったのは、ちょっと心残りでもあります。

それから数年後、当時のSMクラブとしては名門中の名門、『中野クイーン』に出かけました。多分4月28日で日曜日だったと思います。何故かその日は家に一人で、かなり激しい嵐のような天気だったのですが、その手の天気の日はマゾが活発になるらしいので、そのせいだったかもしれません。

StudioQueenD-1.jpg
僕が一番お世話になったD室です。でもC室も好きだったなぁ、、。


電話をして、場所を確認して、その時点でもう完全にテンパっており、どうやって車を運転して中野まで行き、どこにどうやって駐車したかも覚えておりません。

中野クイーンと言えば、中野南口商店街のアーケードから入るのですが、そこの階段がおそらくマゾ界の重要文化財と言える程有名な階段なのです。この階段については、多数の名文が書かれており、改めて僕が書く必要はありませんが、何しろスゴい急な階段で、しかも中野クイーンのドアがある四階に向かう最後の階段は、さらに狭くなっており、いよいよ最後の一線を越えるという気分になったものです。


中野クイーンがフォービドゥン、Pixyと替わり、さらにアダマスになった直後に、実はかの有名な階段には、2階からビルの裏側に抜ける裏階段があることに気付きました。つまり人通りの多い中野南口商店街から入るのではなく、ビルの裏側に回り込んで人気の無い裏口から出入り出来る構造になっていたのです。その替わり、裏口を出たところは、なにやら食品加工業の会社の出入り口となっており、そこの従業員の人が煙草を吸いに出て来ているのとバッタリというシーンが何度かありました。あそこの人達は、裏階段から降りて来るのが、今ドの付く変態行為を終えたばかりのマゾ達だったと知っていたのでしょうか?

中野クイーンを知っているマゾの意見に、『昔は本格的で良かった=今はライト感覚でイマイチだ』というニュアンスがありますが、僕の意見はちょっと違います。中野クイーンには恐らく数十回行ったと思いますが、その中で『良かったな、また来よう』と思ったのは、たった一人のミストレスとの数回だけでした。また、僕が『これだ〜!』と確信出来る、本格的なWhipping Mistressに出会うことが出来たのも、遥かに後の2005年以降のことだし、客観的に見て、最近のミストレス達の方がGlobal StandardでのMistressに近いというのが僕の感想です。

僕の場合、マゾ人生への入口が雑誌『裏窓』の鞭打ち写真だったので、その後実際にSMクラブのドアを叩くまでの間に、『理想の鞭打ちシーン(複数)』と『理想の鞭打つミストレス(これも複数^^)』が殆ど固定概念的に出来上がっており、そのイメージを持って中野クイーンに行ったものですから、やれ『プレイ前のご挨拶』だの、『女王様に対する口の利き方』だのと言われても、ちゃんちゃら可笑しいだけだし、出て来る鞭がバラ鞭だの痛くない乗馬鞭なのでプレイ開始後10分で完全に白けて、後何分で終わるかな?なんて考えていた記憶ばかり残っています。ただ、毎回『もう来ないぞ!』と思いつつあの階段を降りるのに、1ヶ月も経たないうちに又行きたくなっていたのですから、マゾという生き物は『悪い思い出に対する記憶力』が極めて弱い生き物だと思います。

Uramado-01.jpg
何度目かの登場ですが、この写真です。

冷静に考えてみると昔の方が良いとか、今の方が進んでいるというのは殆ど無意味な論争で、物事のどこを見るかの違いに過ぎないと思います。ただ明らかに昔の方が『大きかった』ものは、『背徳感』で、中野クイーンの階段というのは、背徳的な世界に踏み込む最後の階段という存在だった気がします。

中野クイーン時代に唯一僕が熱中したミストレスは、ありささんという方で、長身で運動神経の良い素敵なミストレスでした。実はこの方から聞いて知ったのですが、僕は中野クイーンでは嫌われ者のマゾだったようで、その理由というのもここまで書いたように、固定概念に凝り固まって、それ以外のSMをハナで笑うような態度のマゾだったのですから、当たり前と言えば当たり前だったと思います。(今さらですが、当時のミストレスの皆様、ゴメンナサイ。)
ただ不思議なことにありささんとは、そんなことには一切ならず、ほぼ最初から僕が本気で悲鳴を上げるような鞭打ちをして下さり、さらに『私は貴方が変なマゾだとは思わない』と言いつつ、僕が『もうダメです、許して〜』というのを平然と無視して叩き続けてくれました。

MistressArisa-04.gif
向かって左側に立っているヒョウ柄のドレスの方がありささんです。(ちなみにこのマゾは僕ではありません。)

今考えてみると、僕がちゃんとしたマゾ道から外れずに進めた(らしい)のは、ありささんとの出会いがあったおかげかもしれません。


中野クイーン時代の思い出話の第2回は、また次回に。


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No title

僕ははじめから裏の階段から入りましたね。裏道側にコインパーキングがあったからかな。
よく覚えてないんですけど、4階でしたっけ。
行ったのはフォービドゥンの頃です。パーティーにも参加しましたよ。
クラブがプレイルームを用意してあると法的にダメ、とかそんなことを聞いて
提携プレイルーム制とか、提携ホテルとかでなんとかOKとかで
中野クィーンはその初期のうちはうまく立ち回れなかったとかって聞きましたけど。
混みいったことはよくわかんないです。

Re: No title

裏の階段なんて気付く余裕は全くなかったですね、最初のうちは。それにある時期からは、表の階段の出入りにも慣れたので、全くの偶然で気付くまでは裏階段の存在は全く知りませんでした。

中野クイーンのその後の話しは、またボチボチと書きますね。

No title

M男の心理、読みました。
楽しいね。(^^)

行けば良かった‥

懐かしいです。若かりし頃中野に住んでました。毎日の行き来をその階段の前を通ってましたがそこを上がって行く勇気は最後までありませんでした。行っておけば良かったとかなり後悔してます。

Re: No title

そう言ってもらえると、次を書く勇気が出ます^^!

Re: 行けば良かった‥

個人的には、中身としては今のSMクラブの方で充分と思いますが、あの階段は経験しておいた方が良かったかもしれませんね^^!

No title

懐かしいお話でございます。
馬は、中野クイーンには行ったことがありませんが、アダマスの時代に、提携スタジオとして「スタジオ・クイーン」には親しんでおりました。

>中野クイーンと言えば、中野南口商店街のアーケードから入るのですが、
>そこの階段がおそらくマゾ界の重要文化財と言える程有名な階段なのです。

・・・階段もそうなんですが、ワタクシ的にはアーケード通りに開いた入り口が、また乙でして。
文具店や食堂がならぶ、ごく日常的な商店街の中に、人一人がようやく通れるほどの隙間がぽっかりと開いております。それ自体は、ごく普通のビルにある、ごく普通の隙間・・・に見えるんですが、実はそここそは、日常の中に開いた非日常=異世界への入り口、というのが、なにやら頗るロマンチックでございましたな。

>僕が一番お世話になったD室です。でもC室も好きだったなぁ、、。
・・・そうそう、D室。そこそこ広くて、お馬さんごっこにはもってこいでございました。
D室がふさがっているときは、C室を使いました。

あと、大きな声では言えませんが、スタジオクイーンに行く途中の2階で、ロシアンパブが営業していたことがございましてな。何しろ綺麗な白人女性に目のない馬のことですから、スタジオクイーンの帰りに1~2度立ち寄ったこともございました。

ところで、ひとつ、素朴な疑問が。
>東京を離れわざわざ京都に宿泊して名古屋まで後戻りするという、
>笑い話のような初SMクラブ体験でした。
・・・一体、どういう意図から、そのような手の込んだことをなさったのしょうか?
東京から直接名古屋に行っては、まずいと思われたとしたら、何を心配なさっていたのでしょうか?

Re: No title

確かに、買い物かごのおばちゃんやら、普通のサラリーマンが、普通に歩いている商店街から、フッと曲がると異世界という感じはありましたね。

2階のロシアンバーの事は気付きませんでした。でもアダマス終えた後で、ロシアンバーにハシゴとはさすが!!

京都ー名古屋ルートはですね、当時本当に臆病で、SMクラブを出てホテルに帰るのを付けられると怖いと思い、その心配のない京都までわざわざ行って、名古屋でSMクラブに行き、また京都にもどって泊まるという面倒くさいことをしたのでした。今考えると馬鹿みたいですけど、、。
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